最近はペットを飼っていらっしゃる方が結構多いのではないでしょうか?
統計によると、平成22年データで2147万3千頭(犬:1186万1千頭、猫961万2千頭)(一般社団法人ペットフード協会より)となっています。他にハムスターや小鳥などを飼っている人もいることを考えると、かなりの数のペットが飼育されていることが考えられます。一方で日本の子供の人口は、平成24年4月1日で1693万人とされていますから、今や日本の中には子供よりも多くのペットが家庭にいることになりますね。この数字についてビックリされますか?それともヤッパリと思われますか?
その一方で、各自治体に収容される犬や猫の数は毎年42万頭(犬18万頭、猫24万頭)にのぼります。(環境省自然環境局総務課動物愛護管理室HP 「捨てないで 迷子にしないで~42万頭の叫び~」より)収容期間は3~7日間程度とされ、多くの犬や猫が殺処分となっているようです。飼い主が引き取り費用を払って、自ら処分を依頼する件もなくなってはいません。
ところで、我が家もご他聞に漏れず、2010年11月から犬がおります。名前は「ぽち」。この名前を教えるとたいてい「へー、柴犬飼ってるの?」と言われるのですが、その純和風な名前に反し、“ウェルシュ・コーギー・ペンブローク”という長ったらしい名前のイギリス原産の犬種なのであります。それっぽい名前にしたら良かったのかな、と今更思わなくもありませんが、まぁ覚えやすいのでヨシとしています。出会いはこれまた定番のペットショップですが、買ったときには生後4ヶ月を過ぎており、いわゆる「可愛い時期」は過ぎて売れ残ってしまっていた犬でした。結局は私も行政の保護犬の譲渡会などを利用したのではないわけですが、ペットと末永く一緒に暮らし続ける人が増えてくれることを祈って、最後に以下の「犬の十戒」をご紹介したいと思います。
< 犬の十戒 >
1.私の一生は10~15年くらいしかありませんほんのわずかな時間でも貴方と離れていることは辛いのです 私のことを買う(飼う)前にどうかそのことを考えて下さい。
2.私が「貴方が私に望んでいること」を理解できるようになるまで時間を与えてください。
3.私を信頼して下さい それだけで私は幸せなのです。
4.私を長時間叱ったり、罰として閉じ込めたりしないで下さい 貴方には仕事や楽しみがありますし、友達だっているでしょうでも私には貴方だけしかいないのです。
5.時には私に話しかけて下さい たとえ貴方の言葉を理解できなくても、私に話しかけている貴方の声で理解しています。
6.貴方がどれほど私を扱っても私がそれを忘れないだろうということに気づいてください。
7.私を叩く前に思い出して下さい 私には貴方の手の骨を簡単に噛み砕くことができる歯があるけれど私は貴方を噛まないように決めている事を。
8.言うことをきかない、頑固だ、怠け者だとしかる前に 私がそうなる原因が何かないかと貴方自身に問い掛けてみて下さい 適切な食餌をあげなかったのでは?日中太陽が照りつけている外に長時間放置していたのかも? 心臓が年をとるにつれて弱ってはいないだろうか?
9.私が年をとってもどうか世話をして下さい貴方も同じように年をとるのです。
10.最期の旅立ちの時には、そばにいて私を見送って下さい 「見ているのが辛いから」とか「私の居ないところで逝かせてあげて」なんて言わないで欲しいのです 貴方が側にいてくれるだけで、私にはどんなことでも安らかに受け入れられます
そして......
どうか忘れないで下さい
私が貴方を愛していることを。
※犬の十戒は、作者不詳のまま広く世界に伝わっている英文の詩です。
「健康さんぽ56号」
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