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健康コラム君津健康センターの医師・スタッフから、
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春を感じて春を味わう

千葉県は、温暖な気候と比較的平坦で肥よくな土地を持ち、四方を海と川に囲まれ、江戸に近いなどの条件もあって古くからいろいろな農林水産物が生産されてきました。

◆千葉県産野菜 みなさんはご存じでしたか?千葉県はほうれん草、かぶ、なばな、ねぎ、みつば、枝豆、さやいんげん、春菊は野菜生産量の第1位です。そら豆、とうもろこし、大根、にんじんは2位。さつまいも、キャベツは3位です。(平成22~24年農林水産省データより)

◆千葉県海産物 海の幸も千葉県にはたくさんあります。初ガツオの水揚げ量は全国1位です。あなごやマアジ。潮干狩りで有名なあさり、はまぐり。全国屈指の生産量を誇る房州ひじきは歯ごたえがやわらかく、味が良いことで高い評価をいただいています。そしてもうひとつ驚く数字といえば、旬は秋にはなりますが千葉県は伊勢海老の生産量全国1位です。

◆地産地消 千葉県では「地産地消」(千産千消)を推奨しています。この千葉県で生産されるバラエティに富んだ新鮮でおいしい安心・安全な農・畜・水産物を千葉県内の皆さんに消費していただこうという取り組みです。千葉県で生産された新鮮な旬の食材をたっぷり使った料理を、毎日の食卓にぜひ取り入れていただきたいと思います。

=春を味わうけんこうレシピ=

◆ひじきとにんじんのポン酢しょうゆサラダ(材料2人分)65kcal/人
・ひじき(乾燥) 10g
・にんじん 1/2本(75g)
・貝割れ菜  1/4パック(18g)
・ごま油・ポン酢しょうゆ 各小さじ2
・リーフレタス(ちぎる) 20g

①ひじきは水で戻し、水けをきる。
にんじんはピーラーで薄く削る。貝割れ菜は根元を切り落とし、半分の長さに切る。
②耐熱容器にひじきとにんじんを入れてごま油をふり、ラップをふんわりかけて電子レンジ(600Wで1分、にんじんがしんなりとなるまで加熱する。
③熱いうちにポン酢しょうゆを加え混ぜ、貝割れ菜を加えて少しおき、味をなじませる。
④皿にレタスを敷き、盛りつける。

◆春野菜の具だくさん豆乳汁(材料2人分)160kcal/人
・かぶ  大1個(100g)  
・かぶの葉 10g
・キャベツ 10g  
・グリーンピース5g
・さやえんどう 10g  
・水菜50g 
・もめん豆腐 1/2丁 
・豆乳300㏄ 水1カップ
・昆布茶小さじ2

①野菜は適宜大きさに切る。
②なべに水と昆布茶を入れて中火にかけ、煮立ったらかぶ、かぶの葉、豆腐、豆乳を加える。
③ひと煮立ちしたら、その他の野菜を加え、さっと煮て器に盛る。

◆カツオとそら豆の豆板醤しょうゆ炒め(材料2人分)255kcal/人
・カツオ(さく)160g
・しょうが搾り汁 小さじ1
・塩 小さじ1/8
・かたくり粉 小さじ2
・そら豆 150g

・にんにく 1/2かけ
・ねぎ 1/2本(50g)
・ごま油 大さじ1
・豆板醤 小さじ1/2
・酒 大さじ1
・しょうゆ 大さじ1/2
・砂糖 小さじ1/2

①カツオは7~8㎜厚さに切り、aを混ぜあわせてからめる。
②そら豆は薄皮ごと約3分、かためにゆでて薄皮を除く。にんにくは薄切りにねぎは斜め1㎝厚さに切る。
③bは混ぜ合わせる。
④フライパンにごま油を熱し、中火でカツオをいためて火を通し、にんにくとねぎを加えて炒める。
⑤bを加え混ぜ、そら豆を加えて炒め合わせる。

レシピ:「栄養と料理」より引用

「健康さんぽ66号」

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