一般財団法人君津健康センター一般財団法人君津健康センター

健康コラム君津健康センターの医師・スタッフから、
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音楽とピアノの話

理事長 三浦 正巳

明けましておめでとうございます。

昨年もコロナ禍が続き、新年会、忘年会もできませんでしたが、皆様のおかげで事業運営は円滑に進めることができました。本当に感謝しています。ありがとうございます。今年も続けてお願いできればと思っています。

今回も私の趣味の音楽について少し書かせてください。得意な楽器、昔演奏した楽器はありますか?音楽会はいかがですか?私が幼稚園の頃、親がヤマハの音楽教室に入れてくれました。当時、足踏み式のオルガンがなぜか家にありました。小学校に上がると、韓国製で安ものですが、ピアノを買ってくれました。今考えるといいとこのお坊ちゃまですね。先生にもつかせてもらい、小学生の間は習っていました。一応ソナタアルバムまでは弾かせていただきました。中学に入ると一時ストップしたのですが、2年になりやはりピアノを弾きたくて別の先生につきました。この時は年下の女の子のほうが遥かに上手でショックを受けた記憶があります。ほぼバッハのインヴェンションばかりですぐ飽きて1年で辞めました。その後は独学です。続けていればもっとましになったのでないかと後悔しています。

小学生の頃からクラシック音楽が大好きで、LPレコードプレーヤーをねだって買ってもらい、かなり聴きこんだと思います。特にオーケストラに興味があり、総譜(すべての楽器の音が書いてある楽譜、スコア)を買い込み、またコンサートにも一人で行ったりしました。この頃はほぼ、国内のオーケストラです。日フィルとか、東京フィルとか、指揮は山田一雄、渡辺暁雄、秋山和慶あたり。尾高忠明はまだ駆け出しの若手でした。あの山本直純も指揮していたんですよ~、まだ新日フィルはない時代です。

中学に入ると、同学年に熱烈な音楽好きがいて、すぐに仲良くなりました。その友達とスコアの貸し借りをしたり、五線譜に書き写したりしていました。春の祭典など、スコアを見ているだけで楽しいですよ!その友達は芸大に行き、作曲家になっています。

高校では合唱部。大学は合唱部、ピアノ同好会に入りました。また、一般の市民合唱団にも所属し、よく歌い、飲み、音楽の話をしたものです。コンクールでは、大学の部、一般の部でそれぞれ関東大会に一度ずつ出ることができました。医者になってからは、時間が取れず、合唱からは一時引退。ピアノは機会を見つけて弾いていましたが思うようにいかず、まあ仕方がないですね。

コンサート、リサイタルにもあまり行けず、年に一回行ければいいほうでした。印象に残っているものは、やはりウィーンフィル。仲の悪かったショルティとの掛け合いは面白かった。それとベルリンフィル。アバドのマーラー(3番)は鳥肌もの、涙々でした。ギュンター・ヴァント-北ドイツ響、オイゲン・ヨッフム-アムステルダムコンセルトヘボウのブルックナーも凄かった。フィラデルフィア管もうまい。カラヤン-ベルリンフィルはあまりいい印象はありませんでした。ピアノリサイタルはアシュケナージを数回、ギレリス、アンネローゼシュミット、オピッツ、イエルク・デムス、アファナシエフ、ポゴレリチ、アムラン、ダン・タイ・ソン、スルタノフ、(亡くなったのは本当に残念)、日本人なら小山実稚恵、中村紘子、寺田悦子、横山幸雄、田部京子など。ホロウィッツを聴き逃したことは今でも悔やんでいます。オペラはバレンボイム-ミラノスカラ座のアイーダかな(¥高かった)。それと小規模、格安のウィーンの森 バーデン市立劇場。スーパースターはいないけど、なんかほっこりした、オペラの原点みたいな感じがして、感動ものでした。(トスカと椿姫、魔笛だったかな。君津でやってくれた) 音楽だけではなく、バレエにもよく行きました。ボリショイ、いいですね。シルヴィ・ギエム、感激ものです。そうそう、高校は千葉県文化会館が学校のすぐ裏で、部活が終わってから、よく行きました。ハンス・ホッター(もちろん冬の旅)、ヘルマン・プライも聴いています。レオニード・コーガンのヴァイオリンも聴いたっけ。

健康センターに来てからは合唱活動再開しました。混声、男声、各1団体に所属しています。医療関係以外の人と話をするのはなかなか楽しいものです。私も高齢者になってしまい、体力に不安がありますが、もう少し続けてみたいと思っています。

「健康さんぽ105号」

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