冷えた飲み物が手放せない季節になりペットボトルや水筒を持ち歩いているという方も多いと思います。さて、喉の渇きを潤すためにみなさんは何を基準に飲み物を選んでいますか?最近、あちらこちらで「ゼロカロリー」「ノンカロリー」「ノンシュガー」などという表示を見かけます。
味は甘いのに本当にエネルギーは無いの?と疑問を感じている方もいるはずです。カロリーゼロを表示する飲料に対して、カロリーが「ゼロ」のイメージを持ちやすいのですが、全くカロリーがないというわけではありません。食品の栄養表示は栄養表示基準により定められています。
表 示 例 | 意 味 | 基準量(100mlあたり) |
「無」「ゼロ(0)」「ノン」 「レス」「フリー」など |
決められた値未満でほとんど含んでいないといえる | エネルギー:5kcal未満 糖類:0.5g未満 |
「低」「控えめ」「少」「ライト」 「ダイエット」「オフ」など |
決められた値以下である | エネルギー:20kcal未満 糖類:2.5g未満 |
例えば低カロリー表示飲料500mlの場合は最大100kcalです。
低カロリーだと思って1日3本飲んでいると300kcalということも…。
甘味は砂糖ではなく、低エネルギー甘味料を使用しています。キシリトール、ラクチトール、ソルビトール、エリスリトール、難消化性デキストリンなどがあげられます。砂糖は1g=4kcalに対して難消化性デキストリンは1g=1kcalと低エネルギーです。
ミネラルウォーターに糖類(果糖、砂糖)、フルーツのエキスを添加しています。エネルギーは炭酸飲料よりは少なめですが500mlペットボトルで90kcal程度です。
パッケージの言葉や色やイラストなどの見た目に惑わされないことが大切です。栄養表示を確認し、自分に合った飲料を選び、夏の暑さを快適に乗り越えましょう。
「健康さんぽ71号」
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